ロコモティブ シンドローム(運動器症候群)
 ロコモティブシンドロームとは、運動器(ロコモティブオーガン)つまり、身体運動にかかわる骨・関節・筋肉・神経などが障害をおってしまい、日常の活動に支障をきたし要介護状態や要介護になってしまう危険性の高い状態のことをいいます。 このロコモティブシンドロームは、元日本整形外科学会理事長中村耕三先生が提唱した日本発の言葉です。略称、ロコモとして認知されつつあります。
 また、中村耕三先生はロコモティブシンドローム対策として、7つのロコチェック考案し、そしてロコモーショントレーニング(ロコトレ)(開眼片足立ち・スクワット等・その他)を推奨しております。
7つのロコチェック ー 1つでもひっかかるとロコモの疑い ー
 
  1. 片脚立ちで、靴下がはけない。
  2. 家の中でつまずいたり、滑ったりする。
  3. 階段を上るのに手すりが、必要である。
  4. 横断歩道を青信号で渡りきれない。
  5. 15分くらい続けてあるけない。
  6. 2kg程度の買い物(1リットルの牛乳パック2個程度)をして持ち帰るのが困難である。
  7. 家のやや重い仕事(掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど)が困難である。
  
ロコモティブシンドロームの詳細はこちらをどうぞ→ロコモ on line(https://locomo-joa.jp/locomo/)
ロコモーショントレーニング(ロコトレ)(整形外科医考案の4つのトレーニング)
、開眼片足立ち1分(1回1分左右共1日3セット)
1

(目的)

腰、下肢筋トレ
バランス力を養う

(注意点)

身体を支える側に体重をのせ、身体を引き上げる。

、ヒールレイズ(1日の回数の目安:10~20回(できる範囲で)× 2~3セット)
2

(目的)

エコノミクス症候群
予防、姿勢作り

(注意点)

丁寧にゆっくり上げ下ろしする

、スクワット
3

(目的)

下肢関節筋力
トレーニング

(注意点)

様式トイレに腰掛けるようにしゃがみ込む。膝がつま先より前に出ないようにする

、フロントランジ(1日の回数の目安:5~10回(できる範囲で)×2~3セット)
4

(目的)

歩行力をつけ
転倒予防

(注意点)

勢いをつけず、足幅にこだわらない


ロコモーショントレーニング(ロコトレ)の詳細はこちらをどうぞ→ロコモ on line ロコトレページへ(https://locomo-joa.jp/check/locotre/)